正社員と契約社員とは全く別の契約となりますので、社員本人の同意なくして一方的に別の契約に変更することはできません。本人が自由な意思で判断し同意するのであればもちろん可能ですが、同意を得ることは簡単なことではありません。そこで、このような契約変更を実現するためには、同意を得られるように社員にとってメリットある雇用条件の設定や準備が必要になってきます。説明会や個別面談などの開催、雇用契約書の取り交わしや新制度への移行時期などを、行っていかなければなりません。同意を得る際の注意点は、以下のようなことを条件に盛り込むことです。
(1)契約社員になることのメリット
(2)給与や社会保険などの労働条件がどう変わるのか(成果の評価方法、翌年以降の給与額決定のしくみなど)
(3)雇用形態変更による変化(今後の働き方の具体的な内容、どのくらい継続して働くことができるのかといった見通しなど)
引き続き同じ会社で働くといっても、数年ごとの契約となると長期雇用の保証はなくなります。しかし一方では、成果に応じて給与が高く支払われるなどのメリットもあるでしょう。契約社員になることのメリットや不安要素の解決案を社員にもイメージできるよう具体的に説明し、そのうえで判断(同意)してもらうのが良いでしょう。その際に、トラブル防止のため、雇用契約書は必ず取り交わすことをお勧めします。
また、契約更新に際し、契約の実態や従業員の希望に応じて、契約期間をできる限り長くするように努めること(契約を1回以上更新し、かつ、雇い入れ後1年を超え継続勤務している者に限る)が必要です。
2005.12
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